はじめに
ガソリンスタンドは地域密着型の商業施設であり、取扱商品は車社会にとって必要な燃料油を始め、いろいろな商品を取り扱っています。
    消耗品を多く取り扱っているため、リピート率が高く、その地域に気に入られれば、安定した売り上げが見込めます。
    それこそ燃料油だけでも十分に食べていけるのですが、それは給油所だった頃のお話・・・
    
    車社会が発達するに従い、同業者の数だけでなく、自動車関連の業種自体も増えました。
    同じ地域で同業者が増えると、当然競争が始まります。
    店舗に行かなくても、ガソリンスタンドは道路沿いにあるため、その道路を通り過ぎる際に価格看板を確認することができます。
    価格看板は道行くお客様に対して価格を表示すると同時に、他の同業者に対しても価格を公表していることになります。
    「あっちが下げたからこっちも下げなければ・・・」
    ということで、燃料油だけでは食べていけなくなりました。事実上、給油所の時代は終わったことになります。
    では、ガソリンスタンドの仕事でどうやって食べていくのかというと、
    燃料油以外の商品を売るしかなくなってきます。
    オイル交換などのメンテナンスや洗車、車検などで稼いでいくしかありません。
    ガソリンスタンドは、給油所ではなく、サービスステーションとして燃料油以外をメインとする施設に生まれ変わるしかありません。
    燃料油は、来客の規模を知る「物差し」でしかなくなったため、その中で働くスタッフにとっては、「燃料油以外の収益をどれだけ稼ぐか」ということが、とても重要な時代になりました。
    スタッフとその家族を守り、運営会社を存続させるためには、この油外収益を稼がなければなりません。
    逆に、油外収益が安定すれば、スタッフや会社だけでなく、お客様のカーライフまでも守ることができます。
    
    気持ち良く油外を稼いで、楽しいスタンドライフを送りましょう!
    
    
このページは、初めてスタンドで働こうとする方や、初めて指導する立場になる方を対象としています。


 
				 
         
        