タイヤ交換の達人であれ

当たり前のことですが、どんな作業に対しても「達人」でなければなりません。
「職人」という言葉を使わなかったことに注意して下さい。
それは、タイヤ交換という作業のプロを求めていないからです。
確かに、作業のプロは必要ですが、教えれば誰でもできるようになることなので、ここでは「職人」を求めている訳ではないのです。

では、ここで言う「達人」の定義とは何でしょうか?

冒頭に、「タイヤ交換の達人」と書いてしまったので語弊があるかもしれませんが、どちらかと言うと「タイヤの達人」とすべきでしょう。
つまり、タイヤ交換のことだけを言ってないということです。
タイヤ交換に関わる行動をざっと書き出してみます。

・見込み客を見つける(人ではなくタイヤを見定める)
・お客様に説明をする(知識が必要)
・見積もりを出す(段取りが必要)
・交換をする(技術が必要)
・フォローする(気遣いが必要)

どの作業にも当てはまると思いますが、幅の広さではタイヤ交換が適していると思います。
つまり、タイヤの達人になるということは、すべての段階においてプロでなければならないということです。
難しく考える必要はありません。 人それぞれ得意分野を持ち、それを伸ばせば良いのですから。

これを読んで、「タイヤより水抜き剤じゃないかな」とか、「いや、ATだろ」とかいろいろ違う意見を持つかもしれません。
タイヤとは違っていても、意見を持つということは、その人はすでにそれにおいて達人であるか、達人になりつつある訳ですから、どんどん意見を持っていただければ良いと思います。
ただ、私の中では、水抜き剤は知識とトークのウェイトが高すぎるし、ATは専門性が高いので、全体のバランスを考えると、タイヤの達人であるべきでは?というところにたどり着いた訳です。

タイヤにたどり着いたもう1つの理由は、取り扱い件数の少なさです。
他の作業に比べると、タイヤ交換という作業は非常に少ないです。下手するとパンク修理の方が多いかもしれません。
例えば、オイル交換10回に1回の割合でタイヤ交換があるとします。
逆転の発想をすると、タイヤ交換で何かを学ぶチャンスが1回あると、オイル交換で何かを学ぶチャンスが10回もあることになります。
つまり、学ぶチャンスが少ないからこそ、タイヤの達人になると、他の商品にも長けるということが言えます。
これも意見が分かれるかもしれませんね。

みなさんはどのような意見をお持ちいただけますでしょうか?

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2010/05/04