iOS7のフォントについてiOS7beta5
iOS7フォントの特徴
フラットデザインばかり取り沙汰されているiOS7ですが、フォントもデザインの一部として多くの変更があります。
  	デザインに適したフォントの追加は珍しいことではありません。
    そして、iOS7のフォントの特徴は、やはり「細字」ではないでしょうか。
    iOS6の時、多くのフォントに「Condensed Light」やら「UltraLight」やら追加されたのが妙に引っかかっていたのですが、今思うと、iOS7への布石だったのかもしれませんね。
    
    どんなフォントがあるかは、この後の一覧で紹介しますが、私が特にイチオシしたいフォントがヒラギノ角ゴシックです。
  
ヒラギノ角ゴシック
    あれっ? ・・・と思った方は大正解ですね。
    iPhoneで表示される日本語と言えばヒラギノ角ゴシックなので、今さら何を言い出すのか?という感じが満載かと思います。
    しかも、イチオシって・・・
    
    実は、iOS7フォントの特徴として挙げられた「細字」が、ヒラギノ角ゴシックにも追加されているのです。
    これまでのiOSでは、W3とW6の2種類の大きさのフォントが用意されていましたが、今回のiOS7用にW1とW2が追加され、全部でW1・W2・W3・W6の4種類になりました。
    さらに、面倒なことかどうかはまだ分かりませんが、このヒラギノ角ゴシックが、OTFからTTCに変更されました。
    ちなみに、ヒラギノ明朝はOTFのまま残っています。
		
    それぞれの太さの違いは、以下の通りです。
  

  	W1です。
  	一番細いフォントでございます。
	

  	W2です。
  	W1より太くなっていることが分かります。
	

  	W3です。
  	かなり太く見えますが、これでも従来の細字用です。
	

  	W6です。
  	めちゃくちゃ太く見えますが、よく目にしているホーム画面のアイコンラベルはこの太さです。
  
CGFontCacheについて
  	せっかくなので、CGFontCacheについて軽く触れておきます。
  	CGFontCacheは、以下のように5つあります。
		
  	ここで、CGFontCache@2x.plistを開いてみます。
		
  	Namesだけ見ても、iOS6.1.2では429itemsだったので、150程度増えています。
  	名前の定義は、無駄な定義をしていてもカウントされるので、増えたなぁ〜という感じで構いません。
  	TraitMappingsの方は、iOS6.1.2では80itemsだったので、こちらは20程度増えています。
  	マッピングはフォントファミリーの割り当てなので、20も増えるということは、個人的にとてもウキウキします。
  	Versionの7.0.8は、ベータ版だからかなぁ?という感じで、あまり気にしていません。
  	
    では、Namesを見てみましょう。
		
  	赤線を引いておきましたが、ヒラギノ角ゴシックの一番太いフォントが、"HiraKakuProN-W6"と定義されています。
    当たり前ですが、TTCのフォントを指定していますね。
    これまでは、ここがOTFでしたからねぇ・・・
    
    次に、TraitMappingsを見てみましょう。
		
  	ヒラギノ角ゴシックのフォントファミリー部分と思われる「Hiragino Kaku Gothic ProN」を開いてみたのですが、これまでのようにW3とW6しかありませんでした。
    そこで、もう一度Namesを見てみましょう。
		
  	画像は先ほどと同じ画像ですが、注目する部分が違います。
    こちらも赤線を引いておいたのですが、W2の定義名が、".HiraKakuInterface-W2"となっております。
    今度は、この定義名を意識して探してみると・・・ありました!!
		
  	".Hiragino Kaku Gothic Interface"のところに全部ありました。
    
    なぜ、"Interface"なのだろう???と考えてみました。
    "Interface"という文字もそうなのですが、他にこの"Interface"が付いているのが、あの"Helvetica Neue"だったのです。
    このことから、 "Interface"の付いたものがシステムフォントとして使われているのでしょうね。
    さきほどの、W3とW6だけのものは、iOS7未対応アプリのフォント指定用なのではないでしょうか。
  
フォント一覧
  	ダラダラと長くなるため、最後に回したフォント一覧です。
    個人的によく使っている「TypeFaces」のスクリーンショットをつなげただけです。
    フォント名を書き出しても良かったのですが、それがどんなフォントか分からないので画像にしました。
    
    画像の最後に、"85 Families, 254 Fonts"とあるのですが、数字が合っていませんね。
    これは、この「TypeFaces」が、まだiOS7に対応していないためなのでしょうか。
    ヒラギノ角ゴシックもHelvetica Neueも、"Interface"のフォントが表示されていないのです・・・
    
    残念気味ではありますが、ここからが、iOS7のフォント一覧(80%)です。
  
  
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